転職で高給与を実現させる心構え

意識すべきこと

転職によって高給与を目指すということは、現状よりも年収を上げるということです。転職は自分の目指す年収に近づける手段ですが、実際には転職をしても年収が変わらなかったというケースも存在します。年収を上げるためにはしっかりと意識して押さえるべきポイントがあります。これらをしっかりと実践して年収アップにつなげてください。

目標金額を明確にする

ざっくりと給与をあげたいと思っているだけでは年収アップにつながらないケースが多いです。自分が現在よりもどれほど年収を上げたいのかを考えて、明確な金額を掲げることが大切です。年収が400万円だとして、月々にあと8万円の給与をプラスしたいと考えるなら、年収496万円を目指すことになるので、目標金額は年収496万円と設定することになります。

年収を高く見せる

転職をする際には必ずといっていいほど現在の年収に関して聞かれます。求人を出している会社側からするとその金額を基準に設定して、本人の希望と経験、スキルに対して採用する場合の給与を決定します。このような決定方法から、転職時の年収が300万円の人よりも500万円の人の方が転職後の給与が高くなることがわかります。そのため転職時の年収を高く見せるということが大事なこととなります。
では、転職時の年収を嘘偽りで高く見せるべきかというと、それは問題があります。しかし、額面に出ていない部分を年収にプラスすることで年収を高く見せることができます。例えば家賃補助がある場合には、家賃補助で出ている数字をプラスにすることができます。毎月2万円家賃補助が出ているのであれば、年収では24万円のプラスができます。注意したいポイントとして、源泉徴収票や給与明細の提出を求める企業もありますので、誤解を招かないようにプラスさせた計算をはっきりとさせておきましょう。

年収が上がる根拠

年収アップを実現するには、自分が希望する年収に見合う人材という根拠を明確に伝えることができるかどうかが大切です。企業側も希望する年収に見合う人材と判断できなければ希望する年収は出せませんし、採用することも難しいです。
根拠を伝えるためにはまず、自分が希望する年収が自分の経験とスキルから妥当であるかを判断する材料を見つけましょう。96万円の年収アップを目指すのであれば、今年は昇給として月1万円アップの待遇があり、年12万円アップする見込みだったこと、家賃補助の24万円がプラスであったこと、そして自分が会社に入ることによってどのようなメリットがあり、年間60万円出すことが妥当であることなどを見つけます。あとはこの判断材料をしっかりと面接前に根拠として説明できるように練習し、面接時に自信を持って説明することで年収アップにつなげることができます。